パイナップル

濱田恭華さんの作品をご紹介します。

パイナップル パステル

 

パイナップルがなっている所は南方や海外でないとなかなか見る機会がないですよね。初めて見たときは「こんな風に成長しているのか!」と、ビックリしましたが、更に、熟成してない小パイナップルがこういう色してることをこの絵で知りました。2度目のビックリです(笑)

中央よりやや下配置の構図でどっしりしているように見えますが、モチーフが幹に支えられているためか浮遊感や軽やかな印象も受ける面白い作品です。暗色をしっかり塗り込んで密度の高い調子にすることで、小ぶりながらもゴロリとした実の物質感を出せていると思います。パイナップルのヘタは放射状に伸びているので、こちら側に来ている先端の処理が難しいところですが、上手に立体感が出せています。

とても可愛らしい作品です。