受賞おめでとうございます!

Shigeru Johkiさんが第37回FUKUIサムホール美術展in金津創作の森にて佳作賞を獲得されました。

「晩秋-死の影-」サムホール 水彩画 ウォーターフォード紙

Johkiさんより作品の解説文を頂きましたのでご紹介します。

「晩秋になって虫もほとんどいなくなった門灯に、とてもその冬を越すことが難しそうなアマガエルが一匹でたたずんでいた不安な情景を、全体的にガサガサとしたマチエールと、門灯の僅かな歪みで表現してみました。」

 

暗い中門灯の前でぽつんとたたずむカエル1匹。誰しもが抱える未来への不安や孤独感、死への恐怖といったものを擬人化したイメージに見えます。冷たくなった地面からカエルが見上げる明かりは、もっと生きていたいという思いや、こうであったら良いのにという願望の象徴のようにも感じられます。カエルの背中が哀愁を漂わせていますね。ちょっと悲しいけど心に響く絵です。

死をイメージさせたテーマの作品ですが、個人的にはカエルくんには何とか越冬して来シーズンも頑張って欲しいです(笑)!受賞おめでとうございました!

 

 第37回FUKUIサムホール美術展in金津創作の森は下記の日程にて行われます。

会期:2020年11月21日(土)~12月6日(日)

場所:金津創作の森美術館アートコア